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病院と先生と看護師さんと③ [日記]

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今回は、小児病棟でお世話になった看護師さんの話を。

みーちゃんが小児病棟にいたのは約5か月半。
そこでの担当看護師さんは、20代前半の若くて可愛らしい女性看護師さんでした。
救命病棟から移って来たばかりの頃は、その看護師さんは、わたしたちにとても気を遣っていて、ちょっと頼りないな…、と思っていました。

しかし、少しずつ仲良くなれました。
わたしは、みーちゃんやなーちゃんの話を、看護師さんは、彼氏の話をしたりなど。

IMG1.jpg
(小児病棟内のお散歩)

小児病棟に移ってから、2、3か月経った頃からは、在宅看護に向けての、わたしの特訓がはじまりました。
24時間の在宅看護は、核家族で、かつ、当時1歳のなーちゃんがいて、かつ、パパは仕事で泊まりも多くて、わたしたちには、大きな壁でした。
かといえ、施設への入居にも抵抗があり…(施設は順番待ちで、さらに空きが出ても他県など遠方の場合が多いそうです)。
症状固定をしてしまうと、長いこと病院にいるわけにもいかず…。
葛藤の毎日でした。

その看護師さんは、そんな相談も聞いてくれ、先生や医療ソーシャルワーカーさんに相談してくれました。
手書きでイラスト入りの在宅看護マニュアルを作ってくれました。

だから、国、都道府県、市区町村の福祉サービスなど、勉強して使えるだけ使って、前向きに頑張ろうと思いました。

残念ながら、みーちゃんは、お家に帰ることは出来ませんでしたが。


みーちゃんの最期の夜、わたしたちの担当者看護師さんは、お休みだったのにも関わらず、病棟に駆けつけてくれ、そして、一緒に看取ってくれました。

ポロポロ泣いてくれました。

後日、いろいろな事が落ち着いた頃、病棟にあいさつに行きました。

その看護師さんは、穏やかに言ってくれました。
“わたしは、看護師になって初めて、患者さんを看取りました。しかも、自分の担当患者さん。暫く落ち込んでいたら、看護師長に、みーちゃんは家族や沢山の人の愛情を受け、見守られながら旅だったのだから幸せだった、落ち込んでないで頑張りなさい、と言われました。だから、頑張ります。みーちゃんのことは忘れません。”
と。


それから、担当看護師さんとは会ってはいませんが、年に一度、年賀状で近況を報告しあっています。
看護師さんは、なんと、あの時の彼氏と結婚し、男の子のママになったそうです。

年賀状には、“みーちゃんの家族のような家族になりたい”と書いてありました。
ウソでも嬉しいです(笑)


病院と先生と看護師さんと①
病院と先生と看護師さんと②




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